2023年11月に旅行で訪れたハワイ。コロナ禍が明けての初めての海外旅行。
ハワイにはコロナ禍前に数回訪れたことがあったが、数年間でハワイの状況は大きく変化していることを目の当たりにした。
今回は、ハワイの物価と観光客の変化について、私が感じた印象をお話していきたい。
ハワイの物価
まずはハワイの物価から。
2023年秋時点では、アメリカのインフレと円安の影響を受けて、日本人から見るハワイの物価は非常に高い。
実際に現地で実感したのは、あらゆるモノの値段が日本の2倍以上ということ。
スーパーマーケットで売られている20oz(約600ml)のペットボトルの水が、約3ドル。日本円で約450円(1ドル150円で換算)。
レストランで食べるハンバーガーのランチが25ドル。日本円で約3,800円。
非常に高い。
ハワイに行く前から物価高の話は聞いていたものの、想像していた以上の値段の差に唖然とした。
数年前ならハワイでお得に買い物できていたのに、今では日本で買ったほうがはるかに安い。
日本人としては、なんとも寂しい気持ちになった。
ハワイの観光客の変化
こういったインフレと円安の影響を受けて、ハワイに来る観光客の様子もコロナ禍前とは大きく変わっていた。
一昔前までは、ワイキキを歩いているのは日本人ばかりで、ハワイに来ても日本にいるのとあまり変わらないという印象を受けることもあった。
しかし、今では、アメリカ本土やヨーロッパなどから来る観光客のほうがはるかに多い。
アジア系の観光客が大幅に減少しているのを目の当たりにした。
以前はワイキキの真ん中にある大型免税店もとても繁盛していて、日本人の買い物客でにぎわっていたが、今では様子が違う。
2フロアから1フロアに縮小されていて、商品の品数も減少している。コロナ禍の影響とインフレ円安の影響を受けているのを実感した。
滞在していたホテルも同様で、以前まではホテル内にも日本人を多く見かけたが、現状は圧倒的に欧米人が多い。
日本人が減少した分、観光客全体の数も減少したかといえば、まったくそうではない。むしろ、欧米の観光客数が以前より増えていて、全体の観光客数としては増加しているようにも感じた。(実際の数字はわからないが、体感として。)
ワイキキビーチや周辺のショッピングエリアも非常に活気があるし、新しい商業施設やレストラン、ショップも増えている。
ホテル内も、コロナ禍以前よりも宿泊者の数は増えていてにぎわっている印象。
ちなみに、ハワイの日本人観光客は、コロナ禍前の50%程度まで回復してきているらしい。
といっても、このインフレ円安だとなかなか気軽に旅行できるわけではない。コロナ禍前の水準に戻るのはなかなか厳しいのかもしれない。
これからのハワイの楽しみ方
コロナ禍が明けたハワイは、一言で言うと「活気がある」。
欧米からの観光客が増えた影響で、どこに行ってもにぎわっているし、新しいレストランや商業施設も増えている印象。
しかし、物価の影響を正面から受ける日本人にとっては、ハワイは以前のように気軽にショッピングや飲食を楽しめる場所ではなくなってしまったのかもしれない。
とはいえ、日本での忙しい日々のご褒美としてや、家族の節目の記念としてなど、親しい人とのんびり過ごしたり思い出を作るにはハワイはとても素敵で魅力的な地だと思う。
ハワイの新しい楽しみ方を探してみるのも面白いかもしれない。